メンバーズとだ 戸田 靖子 ママ

匠とは

お客様と喜怒哀楽を共有すること

お店に来て楽しい気持ちで帰ってもらいたい。

その為には話をじっくり一生懸命聞くこと

感謝の気持ちを忘れないこと。

今までもこれからもこれを大切にしていきたい。

大阪府大阪市出身、アルバイトをきっかけに北新地で接客の世界に。
数々の店舗で経験を積み、名門 クラブ有馬を経て2006年に独立し北新地永楽町に
「とだ」を開業、現在に至る。酒の匠「戸田靖子ママ」に話を伺った。


戸田靖子氏にインタビュー

■北新地との出会い

お昼の仕事を探しているときに、アルバイトをしたのがきっかけです。
だんだんと接客の世界にのめり込んでいき、気づけば本業になっていました。
クラブ有馬は当時働いていたお客さんの紹介なんです。
有馬に入る前は、私の勝手な想像で「自分には合わないだろうな」と
思いながらも思い切ってナンバーワン店にチャレンジしました。
面接でお店に入って座った瞬間に「ここで働こう」って気持ちが強くなった。
言葉にならない魅力がありました。

お客様は一流の方ばかりで、はじめは話を聞いていても難しくて。
でも、勉強になって少しずつ分かるようになってきました。
席についたら聞き役に徹して相手の目を見て頷く。
タイミングは外れていたかもしれませんがこれは徹底していました。

■学んだこと
ママや先輩はもちろん、お客様から多くのことを学びました。
真摯にやってきたことは報われるってことです。
メールの返信が無くても見てくれている人がいるし、大丈夫だよって
店に来て声をかけてくれる人もいます。

昔はママや先輩が叱ってくれました。私は礼儀もなってなかったので。
でも、今の若い子は叱るとやめてしまうから難しい。
だから叱ってくれることが本当に有難かったです。
ホント何もできなかったから。
何を言われても辞めなかった、根性だけはありました。

■ママにとっての北新地
華やかな大人の社交場。カジュアルになってきているけれど、
北新地の良さである大人の社交場はこれからも変わらないでほしい。

飲みニケーションが必要でない、という意見が半数以上って
新聞記事で見たり、
コロナ禍で一番に休業要請がかかって、
この仕事の意味って何なのかなって2年間考えていました。
そんな時にお客様にこの仕事はAIにとって変わられないよって言われたのがすごく嬉しくて。
リラックスしてお酒を飲んで楽しむ。
そんな場所や時間はどんな時代になっても私は必要だと思います。

営業再開するとやっぱりとても楽しい。
お店に来て楽しんでくれるお客様や、お店を盛り上げてくれている従業員の為に
これからもずっと頑張ろうって、改めて思いました。

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